地蔵尊祭の開催
2014年08月29日 新着情報
8月22日に育成院敷地入口の地蔵堂前で天上寺副住職にお越しいただき地蔵尊祭を開催いたしました。
地蔵堂には3体の地蔵が祀られており、現在の地蔵堂に納められた経緯を説明させて頂きます。
写真中央の像は「滝見観音像」と呼ばれ、天上寺の8番観音として昭和27年、奥沢1丁目の路肩にあった像を当時の石上博応師の依頼により当時は奥沢5丁目にあった育成院の正面横に安置されました。
写真左側の像は「馬頭観音像」と呼ばれ、昭和27年ごろ育成院に入所されていた老女の亡夫が生前馬車請負業を経営しており、長らく潮見台に祀られていましたが、終戦後もそのままになっているので、8番観音と一緒に置かせてほしいと願い出て当時の湯殿山住職を導師として安置されました。
写真右側の像は、「延命地蔵」と呼ばれ、昭和33年当時の入所者有志で集めた浄財をもって地蔵を祀りたいと願い出、作られたものです。
これら3体の像は育成院がオタモイの地に移転した昭和39年から現在の場所に安置され、育成院を温かく見守りながら今日に至っております。